[2級参考書「土壌診断と作物生育改善」改訂版の内容について]

新版土壌医検定2級参考書は、平成29年に刊行されてから約6年を経過しました。
この間において、農林水産省では、国内資源の堆肥や産業副産物肥料の一層の利活用を推進する観点から、令和元年に肥料取締法の改正(「肥料の品質の確保等に関する法律」の制定)をしております。
今回、このような状況を踏まえて、改訂版を刊行しましたが、主な改訂内容は、以下のとおりです。
1.第7章「肥料・土壌改良資材・堆肥の種類と特性」および第1章3節「土壌・施肥管理に関する制度」の肥料関係の記述内容について、肥料制度の改正に対応して、追加・改正を行いました。
2.令和5年刊行の新版3級参考書および令和2年刊行の新版1級参考書の内容との調整を行うとともに、最近の知見を加えました。
具体的な改訂内容については、別途「2級参考書改訂版において改訂した項目および改訂内容」(対比表)に整理取りまとめておりますのでご参照ください。


[新版3級参考書発刊のご案内]

この度、土壌医検定試験の教材として、新版3級参考書を発刊しました。2023年度試験(2024年2月予定)の問題は、この参考書の記載事項から出題されます。
これまでの3級参考書の刊行から9年経過し、最近特に、化学肥料の節減、有機農業の推進等による環境負荷の低減、イノベーションを通じたコスト低減等の動きが高まっていることから、このような新しい動きに対応した項目を設けるとともに、土づくり全般にわたり新たな知見を加えて内容の充実を図りました。今後、この参考書を教材としてご活用下さい。